玄人好みの永久脱毛

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まるで、歩き方を忘れてしまったように。
お断りしておくが、当時も私は年齢のわりに健康的な身体をしていた。 なのに、よく転んだ。
ニューヨーク市内で一番広いパク街を渡ろうとしていたときのこと。 信号が変わりそうになったの筋肉ウーマンにはならない筋トレの効用はわかったけれど、女子ボディビルダーみたいな身体になるのは絶対にイヤ。
筋肉ウーマンなんてセクシーじゃないし……。 女性に筋トレの話をすると、たいていこんな反論が返ってくる。
心配はご無用。 私はいつも、こう答えている。
まず「筋肉ウーマンになる心配はない」。 それに「筋肉ウーマンだってセクシーだ」。

最後に「そんなことを口実に筋トレをしないのは最悪の選択だ」。 身体にやたら筋肉がついて、太ももがハムみたいに太くなるのはイヤだ、という気持ちはわかる。
しかし、私たちの勧める程度の筋トレでは、筋肉は増えない。 筋肉の機能が改善され、筋肉が強く固くなるだけだ。
だから均整のとれた肢体になるが、若いころのアーノルド・シュワルツェネガーのような身体にはならない。 私たちは哺乳類だ。
エサを取り、恋をし、生きるために動きまわるのに適した哺乳類だ。 動くのは私たちの本能であり、二足歩行の私たちが動くには、ふくらはぎと太ももの健全な筋肉が必要なのだ。
動かず脂肪太りになった身体より、筋肉質の身体のほうがセクシーなのは言うまでもない。 で、私は走った(用心深い人は、たいてい広い中央分離帯に留まって次の青信号を待つのだが)。
そしてつまずき、ぶざまに転げた。 もちろん信号は(そしてニューヨークの運転手も)私のことなど気にしない。
信号が変わると車が殺到し、私の頭をかすめて駆け抜けていく。 もう生きた心地がしない。

クラクションが鳴りひびき、歩道で見ていた女性が悲鳴を上げた。 私がひき殺されると思ったのだろう。
私だって、そう思った。 幸いにして私は生き延び、Dr.ハリーの言いつけを守って運動をし、もはや簡単には転、はない身体になった。
ハリーによれば、転びやすいのは全身のバランスを取る神経の働きが鈍った証拠だ。 そいつ転んでもおかしくないくらい複雑な全身運動であり、もそも二足歩行という行為は、一瞬ごとに前後左右のバランスを計算して全身の筋肉に指示を出す神経の働きがあってこそ可能なのだ。
しかし年齢とともに神経も衰えてくるから、放っておけば転びやすくなる。 それを防ぐのが筋トレだ。
まだ信じられない?よろしい、では次章でドクターハリーの説明を聞いてくれ。 エアロビクスなどの有酸素運動は主に筋肉の持続力を鍛える。
強化トレーニング(いわゆる筋トレ)は主に筋肉が全身にパワーを送る能力を鍛える。 しかもこれは神経系統の活性化と大いに関係がある。
ここが重要な点だ。 筋トレをやれば筋肉は成長する。

これは当然だが、実はもっと大事なことがある。 筋トレをすれば、神経と筋肉のコーディネーション(連係プレ)が強化されるのだ。
これが、六O歳を過ぎてからのあなたの生活(つまり人生の第三ステージ)を輝かしいものに変える。 視覚神経と手の連係プレーではない。
一本一本の筋肉が神経の複雑にして微妙なネットワークを通じて全身を動かす驚異的な仕組みの話である。 言い換えれば、脳と肉体の関係全般にわたる話である。
ふつう、私たちは歳をとっても神経が衰えるとは思わない。 記憶力や筋肉の衰えは実感できるけれど、神経の衰えには実感がともなわない。
しかし、実は神経の衰えのせいで私たちの関節は摩耗し、筋肉は「伸びきったゴムひも」状態になり、転びやすくもなるのだ。 ただし、有酸素運動で筋肉と血管(循環系)を若返らせるのが可能なのと同様、筋トレで神経の衰えにブレーキをかけることはできる。
具体的に説明しよう。 あなたが、一歩踏み出して階段をひとつ上がるとする。
そのとき、私たちの体とんでもない。 大学で医学を専攻すれば、最初の年に「食べ内では何が起きているか。
単純すぎる?の物を呑み込むのに必要な神経と身体の連係」についてたっぷり二時間の講義を聞かされるのである。 最初の一歩ただ歩くだけでも、膝には大変な負担がかかる。

一歩ごとに、私たちの膝は曲がり、きしんでいる。 階段の前に立って、一度に二段ずつ上がるとしよう。
一歩踏み出す瞬間に太ももとふくらはゆっくり、ぎの筋肉が収縮し、固くなるのを感じるだろう。 実はこの瞬間、実際に一歩を踏み出す前に、膝の関節が微妙に、そして正確に引っ張られているのだ。
すべての筋肉がいっぺんに収縮した結果だろうと思われるかもしれない。 大雑把に言えばそのとおりだが、筋肉の一本一本が所定の強度で収縮し、関節を完壁に調整しているからこそ、私たちは転んだりよろめいたりせずに最初の一歩を踏み出せる。
自動車の整備士なら、車のファンベルートを所定の強さでしかるべき位置に据え付ければいい。 しかし私たちの身体はずっと精巧にできていて、締め、一歩ごとにファンベルートを最も無駄なく最も安全なように調節している。
一つひとつの関節が一歩ごとに、自動的に正しい位置に調整されているのだ。 この本を両手で持って腕を前に伸ばし、ゆっくり立ち上がってみよう。
動くたびに体中の筋肉から力が伝わっていくのがわかる。 腰、尻、太もも、ふくらはぎ、脚の大きな筋肉が働き、背中や肩、腹、骨盤などの小さな筋肉も多数、身体を安定させるために出動している。
ふだんの生活で、私たちは数えきれないほど何度も、こうした筋肉の連係プレーを繰り返している。 そして一歩一歩、連係した動きの一つひとつに何千もの神経線維が関わり、それらが一体となって神経ネットワークを形成している。
身体には何百万もの潜在的な神経ネットワークがあり、私たちは一歩ごほんの少しずつ私たちの身体は成長し、脳は学習していく。 とにそれらを使い分けている。
一歩ごとに、いっぺんに多くは学べない。 例のC6が絶え間なく流れており、すべてを少しずつ忘れるように仕向けているからだ。
ここにやっかいな問題がある。 座りがちの生活を何年も続けていると、活躍の機会を失った筋肉や脳の神経回路、脊髄反射弓がだらけて弱くなってしまう。

日常生活の軽い動きくらいでは更新と成長の化学物質cmが放出されないからだ。 椅子を引いて腰を下ろすくらいの運動は、われらが身体脳にとって屈辱的なほど軽いものであり、出番を奪われた身体脳の大部分はずっと眠ったままだ。
第7章で述べたとおり、cmが放出されるにはある程度以上の運動量が必要だ。 cmが放出される前にはC6が大量に放出されなければならない。
運動量が少なければ、衰えの化学物質C6が垂れ流されるだけ。 神経ネツどうしても筋トレが必要なのだ。
トワクや筋肉、関節、臆にまでcmをもたらすには、有酸素運動は持久力と循環系の機能を高め、長寿をもたらすが、パワと神経系統の強化をもたらすのは筋トレだ。 二、三歩の平行移動や二、三段の階段昇降くらいではcmは出てこない。
しかし脚が悲鳴を上げるまで階段を駆け上れば、もう限界というところまでパベルを持ち上げ続ければ、間違いなくcmは放出される。 脳と肉体のコネクション筋トレの結果として、身体と脳の問に密接なコネクションができる。
どのようなコネクションか?まずは上から、つまり頭から見ていこう。


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